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穿刺吸引細胞診領域(特にEUS-FNA)における液状化検体細胞診の可能性
梅澤 敬
1
1福島県立医科大学 保健科学部 臨床検査学科
pp.4-5
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt53010004
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はじめに
穿刺吸引細胞診(fine needle aspiration cytology;FNA)は甲状腺や唾液腺腫瘍をはじめ,おもに表在性臓器の病変に対して行われる.また,現在では,超音波内視鏡(endoscopic ultrasound guided;EUS)によって,腹腔内に存在する病変や縦隔,肺病変に対して積極的に行われている.FNAでは,得られた細胞を顕微鏡で観察するため,検体をスライドガラスに直接塗抹する方法で複数枚の標本が作製される.
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