技術講座 病理
細胞診検体の取り扱い方・4—液状検体
浦部 幹雄
1
,
宇佐美 一彪
1
1中央鉄道病院中検
pp.71-73
発行日 1975年10月1日
Published Date 1975/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200900
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液状検体の細胞診検査材料は,婦人科系,呼吸器系,消化器系などと異なり広い範疇に属するものである.つまり液状検体は排出液,貯留液などの水様性検査材料で一括され,これらを換言すれば胸水,腹水,心嚢液などの体腔液と,髄液,穿刺液,洗浄液,尿などの液状検体に区分される.今回は細胞診検査に供されるこれらの水様性検査材料について,標本作製への基本的操作の注意点を二三掲げよう.
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