用語解説
液状化検体細胞診(liquid-based cytology)
笹野 公伸
1
1東北大学大学院医学系研究科病理病態学講座病理診断学分野教授/東北大学附属病院病理部部長
pp.60-60
発行日 2017年2月20日
Published Date 2017/2/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0096.03.01_0060-0060
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乳腺病変の穿刺吸引した検体,あるいは乳汁などは従来そのままガラススライドに塗布し,ギムザ染色あるいはアルコールで固定してPAP染色を行った後に細胞像を観察し良悪性の鑑別を行ってきた。しかしこの検体を塗布する際の挫滅,固定前の乾燥などに起因する不適切検体,あるいは症例によっては粘液が多く混在して細胞所見が十分検討できない症例などが少なからず認められている。
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