今月の主題 細胞診自動化
各論―日常業務への導入と問題点
液状処理検体標本の細胞所見
照井 仁美
1
,
高松 潔
2
,
塚崎 克己
3
,
野澤 志朗
3
Hitomi TERUI
1
,
Kiyoshi TAKAMATSU
2
,
Katsumi TSUKAZAKI
3
,
Shiro NOZAWA
3
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
2慶應義塾大学産婦人科学教室/国立成育医療センター婦人科
3慶應義塾大学産婦人科学教室
キーワード:
子宮頸部細胞診
,
モノレイヤー標本
,
ThinPrep法
Keyword:
子宮頸部細胞診
,
モノレイヤー標本
,
ThinPrep法
pp.640-646
発行日 2002年6月15日
Published Date 2002/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905121
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モノレイヤー標本とは,細胞検体を液体中で固定・保存し,機械的に分散させて単層に塗抹した標本である.細胞診自動塗抹標本作製装置ThinPrepは,細胞診の自動化を目的として開発されたモノレイヤー標本作製装置である.子宮頸部擦過細胞診において,ThinPrep法を用いたモノレイヤー標本と従来法の綿棒を用いた直接擦過標本との細胞所見を比較した.本装置での細胞診標本作製の標準化や自動化に期待される.
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