基礎から学ぶ 生化学検査の反応タイムコースモニタ解析法
4.M蛋白血清における濁りの影響―Ca測定の例
松下 誠
1
1群馬パース大学 医療技術学部 検査技術学科
pp.86-92
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt52010086
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◆生化学検査の反応タイムコースモニタを解析するためには,① 吸光度測定の基礎と理論,② 検査法の原理や装置の分析条件,③ 事例と検査データの評価,の3種の異なる視点が必要となる.
◆濁りによる影響は1試薬系検査で生じやすいため,生化学自動分析装置で測定されている検査項目について,1試薬系検査なのか2試薬系検査なのかをあらかじめ把握しておく必要がある.
◆M蛋白血清における濁りによる影響は,目的成分の呈色にかかわらない副波長の吸光度が高値となっていることを反応タイムコースモニタで確認することが大切となる.
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