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内容のポイント Q&A
Q1 使用される装置の種類は?
経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation;TMS)に用いられる装置には,用いる刺激電流により単相性刺激電流(monophasic pulse)を発生させることができる単相性刺激装置と,二相性刺激電流(biphasic pulse)を発生させることができる二相性刺激装置があり,刺激方法により両装置が使い分けられている.
Q2 TMSの刺激の種類は?
TMSの刺激法のうち,単発刺激と二連発刺激は検査や評価として実施され,単相性刺激装置が用いられる.三発以上を繰り返し刺激する方法を反復経頭蓋磁気刺激(repetitive TMS;rTMS)という.rTMSは,①単純にある一定の間隔で刺激を反復する「従来のrTMS」と,②ある特定のパターン化されたバースト刺激を反復する「パターン刺激」に大別される.さらに,従来のrTMSは刺激頻度に応じて低頻度rTMS(1 Hz以下)ならびに高頻度rTMS(5 Hz以上)に分けられる.代表的なパターン刺激としては,シータバースト刺激(theta-burst stimulation;TBS)や単相性4連発磁気刺激(quadripulse stimulation;QPS)がある.
Q3 刺激部位や強度は?
rTMSの刺激部位としては,大脳皮質一次運動野(M1)が選択されることが多い.その他の前頭葉(前頭前野,補足運動野等)も疾患によっては刺激の対象となることがある.刺激強度に関しても,部位や刺激方法により異なる.M1刺激の場合は,運動閾値以下の強度〔収縮時運動閾値(AMT)の90%前後の強さ等〕で刺激することが多い.
Q4 TMSを行う際に考慮すべきリスクは?
実施前に,TMS実施の禁忌に該当しないことをチェックする.実施中または実施後の副作用としては,頻度は低いが,けいれん発作に最も注意が必要である.安全性については,ガイドラインを遵守することが重要である.

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