Japanese
English
実践講座 機器を用いた機能訓練 5
経頭蓋磁気刺激
Transcranial magnetic stimulation and repetitive transcranial magnetic stimulation.
中馬 孝容
1
,
眞野 行生
1
Takayo Chuma
1
,
Yukio Mano
1
1北海道大学大学院医学研究科リハビリテーション医学
1Department of Rehabilitation and Physical Medicine, Hokkaido University, Graduate School of Medicine
キーワード:
経頭蓋磁気刺激(TMS)
,
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)
,
パーキンソン病
,
脊髄小脳変性症
,
うつ症状
Keyword:
経頭蓋磁気刺激(TMS)
,
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)
,
パーキンソン病
,
脊髄小脳変性症
,
うつ症状
pp.1077-1083
発行日 2004年11月10日
Published Date 2004/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100667
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はじめに1)
経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation;TMS)は,1985年にBarkerら2)が,ヒトの大脳運動野の単発パルス磁気刺激を行い,四肢の筋での誘発電位を記録して以来,中枢伝導時間,皮質内抑制,cortical mappingなど,大脳や皮質下行路などの中枢神経系の機能的評価として用いられている.さらに,非侵襲的に経頭蓋的に大脳皮質を刺激できることから,反復経頭蓋磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation;rTMS)による難治性疾患に対する治療の臨床応用の検討がなされるようになった.
本稿では,TMSについて簡単に説明を行い,rTMSに関しては,パーキンソン病と脊髄小脳変性症に対する試みついて述べる.
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