特集 小児リハビリテーションの5W1H─超少子時代を迎えて
第2章 小児リハビリテーションにおける評価
Column 担い手の確保─作業療法士
大西 麓子
1
1日本リハビリテーション専門学校
pp.1339-1340
発行日 2025年11月25日
Published Date 2025/11/25
DOI https://doi.org/10.32118/cr034131339
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授業の紹介(小児分野関係)
わが校(日本リハビリテーション専門学校)では,作業療法士の育成課程における小児領域に関して,下記のような教育を行っている.
1年次には解剖学,生理学等理学療法士や作業療法士に必要な基礎医学を学ぶと同時に生涯人間発達学を学ぶ.
2年次には,発達障害評価学,治療学Ⅰ・Ⅱを学ぶと同時に小児科学,臨床心理学を学ぶ.評価学では乳幼児の運動発達や自分の身体の使い方を演習で確認,作業療法士がよく使用する検査の学習と実施,紙面と動画で障害像の学習と臨床での対応法の確認等を行っている.治療学では作業療法士がかかわる子ども達(特に脳性麻痺・軽度発達障害・知的障害・進行性筋萎縮症・重症心身障害等)についての講義,食事や更衣については実技を交えた授業をしている.その他にも,作業療法基礎演習(発達)で"遊びとおもちゃ"の講義とおもちゃ作成,うち2コマはおもちゃ美術館での実習(発表とレポート)を行っている.
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