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特集 バーチャルリアリティ・メタバースが拓くリハビリテーション医療の可能性
バーチャルリアリティを活用した半側空間無視の評価・介入および自動車運転可否判断
Assessment and Intervention for Unilateral Spatial Neglect Using Virtual Reality and Evaluation of Driving Eligibility
安田 和弘
1
Kazuhiro Yasuda
1
1東京保健医療専門職大学,早稲田大学
キーワード:
半側空間無視
,
バーチャルリアリティ
,
自動車運転可否判断
Keyword:
半側空間無視
,
バーチャルリアリティ
,
自動車運転可否判断
pp.364-369
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr034040364
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内容のポイント Q&A
Q1 バーチャルリアリティを用いた評価・介入のメリットとは?
バーチャルリアリティでは,仮想空間内に3次元座標系を構築することで視空間認知障害の視覚化や定量化が可能になる.また介入では,さまざまな環境場面をシミュレートすることができる.
Q2 バーチャルリアリティを用いた半側空間無視の評価とは?
従来の神経心理学的検査は机上で行うものが多く,遠位空間に生じる無視を抽出できなかった.バーチャルリアリティを用いることで遠位・近位空間の無視を3次元的に評価することができる.
Q3 バーチャルリアリティを用いた運転能力の評価とは?
神経心理学的検査やドライビングシミュレータでは結果が乖離することがある.バーチャルリアリティ評価を統合することで,3次元空間の無視領域や反応時間が抽出可能となり,運転可否判断の一助となる.

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