がんの栄養治療・栄養指導 いま改めて考え，拓く
【Part5 がん周術期栄養管理】がん患者の術後早期回復のための栄養管理の意義
鍋谷 圭宏
1,2
,
菊池 夏希
2
,
前田 恵理
2
,
金塚 浩子
2
,
實方 由美
2
,
高橋 直樹
2
,
首藤 潔彦
3
Yoshihiro Nabeya
1,2
,
Natsuki Kikuchi
2
,
Eri Maeda
2
,
Hiroko Kanatsuka
2
,
Yumi Jitsukata
2
,
Naoki Takahashi
2
,
Kiyohiko Shuto
3
1千葉県がんセンター食道・胃腸外科
2千葉県がんセンター栄養サポートチーム（NST）
3帝京大学ちば総合医療センター外科/NST
pp.784-788
発行日 2025年5月25日
Published Date 2025/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn146060784
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Key Point
がん患者では長期予後にかかわる栄養関連指標に注目し，その評価に基づいた栄養管理をめざす．
術前・術後の1ポイントでの栄養関連指標値（静的評価）だけでなく，その推移（動的評価）に注目した管理が重要である．
がん患者の長期予後向上には，外科手術侵襲からの早期回復（surgical ERAS）だけでなく，患者の視点での心と身体の早期回復（physical/mental/nutritional ERAS）を含めて，総合的にがんの長期予後向上をめざすoncological ERASを考える必要がある．
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