ズームアップ
摂取栄養素バランスとメタボリックヘルス・寿命との関係
-メチオニン制限を中心とした摂取たんぱく質の「量」と「質(たんぱく源)」の観点からの考察
北田 宗弘
1
Munehiro Kitada
1
1医療法人以心会 浜田メディカルクリニック
キーワード:
摂取栄養素バランス
,
栄養応答シグナル
,
たんぱく質の「質」
,
メチオニン
Keyword:
摂取栄養素バランス
,
栄養応答シグナル
,
たんぱく質の「質」
,
メチオニン
pp.212-215
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn146020212
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はじめに
栄養の摂取は,生命活動の維持には必須であり,栄養バランスの取れた食事は,メタボリックヘルスおよび健康寿命の延伸につながる.主要栄養素には,炭水化物・たんぱく質・脂質が含まれるが,そのいかなるバランスが最適であるのか? これまで,栄養失調のないエネルギー制限(CR;主要栄養素の全体的な制限)のメタボリックヘルスおよび寿命延伸効果が示されてきたが,その効果は,たんぱく質あるいは特定のアミノ酸(とくにメチオニン)の摂取制限を介している可能性がある.
本稿では,摂取栄養素バランスとメタボリックヘルス・寿命との関係について,摂取たんぱく質の「量」と「質(たんぱく源)」の観点から概説する.
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