疾患・病態別のポイントがわかる! 栄養指導オールガイド
【疾患・病態に応じた栄養指導のポイント】2 慢性腎臓病の栄養指導 1 CKDの栄養指導 保存期① 軽症
射場 裕美子
1
Yumiko Iba
1
1佐賀大学医学部附属病院栄養治療部
pp.797-802
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn144060797
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Key Point
CKDはいわゆる生活習慣病と密接にかかわりがあることが知られている.CKDステージG1~G2においては,食事内容を含めた生活習慣の適正化による危険因子の管理が有効である.
CKDが重症化,進行すれば末期腎不全に至るだけではなく,脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患(CVD)の発症とも関連することが知られている.
生活や食事は長年にわたって習慣化されたものであることから,行動変容につなげることはむずかしい.現在の腎臓の状態を示しつつ,具体的な目標を示して行動変容へつなげていくこと,継続した指導を行っていくことが重要である.
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