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第1土曜特集 核酸医薬と核酸を標的とする医薬:開発の最前線
核酸標的創薬の臨床応用とその進展
がんにおける核酸医薬治療
-――RNA標的創薬の新展開
Advances in nucleic acid therapeutics for cancer
――Emerging strategies in RNA-targeted therapy
橋本 優子
1
,
吉見 昭秀
1
Masako HASHIMOTO
1
,
Akihide YOSHIMI
1
1国立がん研究センター研究所がんRNA研究分野
キーワード:
アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)
,
腫瘍微小環境(TME)
,
ドラッグデリバリーシステム(DDS)
,
腫瘍不均一性
Keyword:
アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)
,
腫瘍微小環境(TME)
,
ドラッグデリバリーシステム(DDS)
,
腫瘍不均一性
pp.65-70
発行日 2026年10月3日
Published Date 2026/10/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu299010065
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近年,アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)やsiRNA,mRNAワクチンなど,RNAを基盤とする核酸医薬の開発が急速に進展している.核酸医薬は,従来のタンパク質標的創薬では標的化困難な分子に直接介入可能であり,がん治療における新たな創薬モダリティとして注目されている.特に,RNAスプライシング異常や非コードRNA,腫瘍微小環境(TME)など,従来標的化が困難であった領域への応用が進んでいる.現在までにがん領域で承認された核酸医薬はimetelstatのみであるが,STAT3やTGF-β2などを標的にした,多数の薬剤が臨床試験段階にある.一方で,ドラッグデリバリーシステム(DDS),腫瘍不均一性,オフターゲット効果など,克服すべき課題も残されている.本稿では,ASOを中心とした核酸医薬の作用機序と開発の進展を概説するとともに,がんにおける臨床応用と今後の展望について概説する.

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