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特集 認知症治療の最前線と展望
タウを標的とした治療薬開発の現状
Current status of tau-based therapies
栗原 正典
1,2
Masanori KURIHARA
1,2
1東京都健康長寿医療センター脳神経内科
2同認知症未来社会創造センター
キーワード:
アルツハイマー病(AD)
,
タウオパチー
,
抗タウ抗体
,
核酸医薬
,
アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)
Keyword:
アルツハイマー病(AD)
,
タウオパチー
,
抗タウ抗体
,
核酸医薬
,
アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)
pp.147-150
発行日 2026年4月11日
Published Date 2026/4/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297020147
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タウはアルツハイマー病(AD)や他のタウオパチーの脳内で凝集・蓄積し,脳萎縮部位などと密接な関係があることから病因タンパク質と考えられている.ADにおけるアミロイドβ(Aβ)と異なり,細胞内の蓄積が主であり,抗体投与で直接除去するのは難しいと考えられている.しかし,細胞間伝播に関わるタウ種をターゲットとする抗体薬の治験や,近年は細胞内のタウ発現を低下させる核酸医薬などの治験が行われている.患者数の多いADにおける治験のほかに進行性核上性麻痺(PSP)など他のタウオパチーでも治験が行われており,タウを標的とした治療薬の開発や治験の進展が期待される.

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