Japanese
English
TOPICS 薬理学・毒性学
二重特異性抗体の開発状況と今後の展望
Development status and future prospects of bispecific antibodies
生駒 龍興
1
,
清水 俊雄
1
Tatsuki IKOMA
1
,
Toshio SHIMIZU
1
1関西医科大学附属病院新薬開発科
pp.719-720
発行日 2026年2月14日
Published Date 2026/2/14
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296070719
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二重特異性抗体とは
血液腫瘍領域で臨床実装が進んだ二重特異性抗体(bispecific antibody:BsAb)は,2つの結合部位を備える抗体であり,2つの異なる抗原(あるいは同一抗原の別エピトープ)を同時に標的化できるため,モノクローナル抗体薬で残存する免疫回避やシグナル冗長性を乗り越える設計を可能にしてきた1-3).近年の抗体工学やDNA組み換え技術の進歩により,IgG様(Fc保有)と非IgG様(断片型)という抗体プラットフォームの開発がなされてきた3).そのため,標的抗原ごとに設計自由度が非常に高く,多種多様な作用機序を持つ薬剤が展開される.現在は血液腫瘍での開発・臨床での知見を土台に,固形がんでもさまざまなBsAbの開発が進められている4).
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