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特集 がん患者への栄養療法と栄養指導
消化器がん手術患者における栄養障害と栄養治療
Nutritional management in gastrointestinal cancer patients
岡村 明彦
1
Akihiko OKAMURA
1
1がん研究会有明病院消化器外科
キーワード:
消化器がん
,
栄養障害
,
栄養療法
Keyword:
消化器がん
,
栄養障害
,
栄養療法
pp.681-684
発行日 2026年2月14日
Published Date 2026/2/14
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296070681
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消化器がん患者では診断時より栄養障害を有する例が多く,特に食道がん,胃がん,膵がんでは体重減少やサルコペニアが高率にみられる.術前の栄養障害は術後合併症や予後に悪影響を及ぼすことが示唆されている.消化器がん術後には吸収障害や外分泌不全などが生じ,長期に体重減少や骨格筋量減少が持続する臓器特異的な問題が存在する.また術後の栄養障害の進行は,化学療法の完遂率や術後成績にも影響しうる.これまでに経口栄養補助食品を用いた積極的な栄養補給,管理栄養士を含めた多職種チーム医療による介入,綿密な外来栄養指導などの有効性が報告され,消化器がん手術患者における栄養管理は,支持療法にとどまらず治療戦略の一部として重要である.

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