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特集 外科治療における術前リハビリテーション(プレハビリテーション)治療
3 消化器手術の術前リハビリテーション治療の実際とその課題
Preoperative Rehabilitation for Gastrointestinal Surgery : Practicalities and Problems
村井 昂太
1
,
坂野 元彦
2
,
向井 裕貴
2
,
田島 文博
2
Kota Murai
1
,
Motohiko Banno
2
,
Yuki Mukai
2
,
Fumihiro Tajima
2
1白浜はまゆう病院リハビリテーション科
2和歌山県立医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
消化器がん
,
術前リハビリテーション治療
,
プレハビテーション
,
周術期合併症
,
術前身体機能
Keyword:
消化器がん
,
術前リハビリテーション治療
,
プレハビテーション
,
周術期合併症
,
術前身体機能
pp.681-686
発行日 2022年7月18日
Published Date 2022/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 近年,がん診療においても周術期のリハビリテーション治療のさまざまな有効性が示されており,術後早期からのリハビリテーション治療は術後合併症予防や入院期間の短縮のためすでに多くの病院で普及している.医療の発展によりがん診療も多くの面で発展しつつあるが,高齢化社会の進行に伴い,がん患者が併存疾患を複数抱えている場合や身体機能の低下を伴っている場合も珍しくない.そのため,術前環境の最適化や術後を見すえた身体機能強化や指導のためにも術前リハビリテーション治療が行われることが望まれつつある.本稿では,消化器がんに対する術前リハビリテーション治療の概要と和歌山県立医科大学付属病院での取り組みについて概説する.
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