特集 これでわかる高齢者COPD診療
併存疾患から考えるCOPD
栄養障害から考えるCOPD
𠮷川 雅則
1
,
藤田 幸男
2
,
山本 佳史
1
1奈良県立医科大学呼吸器内科学講座
2奈良県立医科大学附属病院栄養管理部
キーワード:
COPD
,
栄養障害
,
栄養療法
,
運動療法
,
コンビネーションセラピー
Keyword:
COPD
,
栄養障害
,
栄養療法
,
運動療法
,
コンビネーションセラピー
pp.1527-1533
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001061
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Headline
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)において低体重は閉塞性障害とは独立した予後因子であるとともに発症・進展要因でもある.
・基本的には低体重の正常化とその維持を目標とするが,欧米では “obesity paradox” が認められる.
・COPDではサルコペニアを高頻度に合併し,身体活動性の低下や予後の悪化と関連する.
・わが国ではAsian Working for Sarcopenia(AWGS)の診断基準に基づいてサルコペニアを診断する.
・サルコペニア対策として,抗炎症作用と蛋白同化作用を有する栄養療法と運動療法とのコンビネーションセラピーが有用と考えられる.
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