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特集 麻酔科学の進歩――より効果的で安全な全身管理のために
はじめに
Introduction
山蔭 道明
1
Michiaki YAMAKAGE
1
1札幌医科大学医学部麻酔科学講座
pp.213-213
発行日 2025年7月19日
Published Date 2025/7/19
DOI https://doi.org/10.32118/ayu294030213
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- Abstract 文献概要
近年,麻酔科学の進歩はめざましく,臨床現場における安全性と快適性の向上に大きく寄与してきました.全身麻酔薬や局所麻酔薬の改良はもちろん,麻酔科医の診療範囲はますます広がり,周術期管理全体の質を高める重要な役割を担っています.特に,超高齢社会が加速する現代では,高齢者や小児といった脆弱な集団に対する麻酔管理が,医療の質と患者アウトカムを左右する大きな要素となってきました.これらの患者に対するきめ細やかな麻酔の適応と管理は,基礎研究と臨床経験に裏づけられた科学的根拠に基づいて進められるべきものであり,今後のさらなる研究と実践の発展が期待されています.
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