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特集 ひきこもりの病態理解とその対応
はじめに
Introduction
加藤 隆弘
1
Takahiro A. KATO
1
1北海道大学大学院医学研究院神経病態学分野精神医学教室
pp.131-131
発行日 2025年4月12日
Published Date 2025/4/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu293020131
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- Abstract 文献概要
“社会的ひきこもり(以下,ひきこもり)” は,6カ月以上にわたり社会参画せず自宅にとどまり続けている状態である.ひきこもり状況にある人(以下,当事者)はコロナ禍を経て国内140万人を超えると推計されており,その対応は国家的喫緊の課題である.国外でもその存在が明らかになり,2022年には国際的な精神疾患診断マニュアルであるDSM-5-TR(米国精神医学会発行)に “hikikomori” として初掲載され,国際的にも注目されている.
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