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第1土曜特集 ゲノム編集医療――最先端ツールからモデル,創薬,遺伝子治療へ
はじめに
Introduction
真下 知士
1
Tomoji MASHIMO
1
1東京大学医科学研究所実験動物研究施設先進動物ゲノム研究分野
pp.337-337
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.32118/ayu292050337
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- Abstract 文献概要
近年,ゲノム編集技術はめざましい進歩を遂げ,基礎研究から疾患モデルの作製,創薬,さらには遺伝子治療に至るまで,幅広い分野でその可能性を示している.特に,CRISPR-Cas9(clustered regularly interspaced short palindromic repeats-CRISPR-associated protein 9)をはじめとする技術革新により,従来の手法では実現が困難だった精密かつ効率的な遺伝子改変が可能となり,“次世代の医療” として多くの期待が寄せられている.この技術は遺伝子疾患の理解を深化させるだけでなく,治療法の実用化をもたらす大きな推進力となっている.
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