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特集 脂質多様性の生物学と疾患制御
はじめに
Introduction
有田 誠
1,2,3,4
Makoto ARITA
1,2,3,4
1慶應義塾大学薬学部代謝生理化学講座
2同WPI-Bio2Q
3理化学研究所生命医科学研究センターメタボローム研究チーム
4横浜市立大学大学院生命医科学研究科代謝エピゲノム科学研究室
pp.787-787
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/ayu289110787
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- Abstract 文献概要
脂質は生体膜を構成し,エネルギー源としての役割に加え,シグナル分子やその前駆体として働く多彩な役割を担う生体分子である.また,脂質はその特性として,単独の分子が生理活性を有するものと,分子集合体として “場” の制御に関わるものがあり,そのなかでどのような脂質多様性が存在し,その特性や分子情報が生体内でどのように認識・利用されているのかを分子レベルで理解することが,医学・薬学・生命科学分野に波及効果を与えるうえで重要な課題である.
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