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特集 肝疾患の早期発見・早期治療の要となる肝機能検査
血小板
Platelet
玉城 信治
1
Nobuharu TAMAKI
1
1武蔵野赤十字病院消化器内科
キーワード:
肝線維化
,
血小板
,
FIB-4
,
MRエラストグラフィ
Keyword:
肝線維化
,
血小板
,
FIB-4
,
MRエラストグラフィ
pp.215-218
発行日 2025年1月18日
Published Date 2025/1/18
DOI https://doi.org/10.32118/ayu292030215
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肝線維化が進行すると肝癌や肝硬変のリスクが増加する.したがって,肝疾患の早期発見・早期治療には肝線維化の程度を正確に診断することが重要である.血小板数は肝線維化の進行に伴い低下することが知られているため,血小板数の測定によって肝線維化の程度を予測することが可能である.また,血小板を含み,年齢,AST,ALTから算出されるFIB-4は肝線維化と強い相関があり,ガイドラインでもFIB-4を用いて肝線維化進行例を絞り込むことが推奨されている.慢性肝疾患は数千万人の患者がいると推測されるため,日常臨床で利用可能な血小板やFIB-4を用いてハイリスク症例を絞り込み,専門医へつなぐことが重要である.
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