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特集 SGLT2阻害薬を再考する――機序・効果・安全性の最新情報
SGLT2阻害薬とサルコペニア
SGLT2 inhibitors and sarcopenia
濵口 真英
1
,
福井 道明
1
Masahide HAMAGUCHI
1
,
Michiaki FUKUI
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学
キーワード:
サルコペニア
,
フレイル
,
ロコモティブシンドローム
,
骨格筋
,
異化
Keyword:
サルコペニア
,
フレイル
,
ロコモティブシンドローム
,
骨格筋
,
異化
pp.1057-1059
発行日 2024年9月21日
Published Date 2024/9/21
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290121057
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SGLT2阻害薬は,2型糖尿病治療において重要な役割を果たしているが,その機序や効果,安全性については引き続き研究が進められている.特にサルコペニアとの関連について再考することが求められている.本稿では,SGLT2阻害薬のサルコペニアに対する影響に焦点を当て,最新の研究結果をまとめた.SGLT2阻害薬は2型糖尿病において体重減少に効果があり,特に脂肪量の減少に有効である.しかし,筋肉量への影響については評価が分かれており,さらなる研究が必要であった.サルコペニアとの関連を考慮する際には,SGLT2阻害薬が筋肉の質や機能に与える影響を包括的に評価することが重要である.
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