Japanese
English
特集 超高齢者のリハビリテーション診療
1 加齢の科学
Science of Aging
松嶋 康之
1
,
佐伯 覚
1
Yasuyuki Matsushima
1
,
Satoru Saeki
1
1産業医科大学医学部リハビリテーション医学
キーワード:
老化
,
サルコペニア
,
フレイル
,
ロコモティブシンドローム
,
ポリファーマシー
Keyword:
老化
,
サルコペニア
,
フレイル
,
ロコモティブシンドローム
,
ポリファーマシー
pp.685-691
発行日 2024年8月18日
Published Date 2024/8/18
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- 参考文献 Reference
要旨 わが国は少子高齢化が急速に進行し高齢化率が高い超高齢社会にあり,要介護者の数が増え,健康寿命の延伸が重要な課題となっている.加齢は分子・細胞レベルから組織レベル,臓器レベル,個体レベルで起こっており,分子・細胞レベルの加齢のメカニズムとしてはゲノム不安定性,テロメア短縮,ミトコンドリアの機能不全など12個の原因が考えられている.加齢によって筋肉量は減少し身体機能や体力は低下する.加齢に伴う病態であるサルコペニア,フレイル,ロコモティブシンドロームの対策はリハビリテーション診療を行ううえで重要である.高齢者は複数の慢性疾患をもっていることが多く,ポリファーマシーの対策にも留意する必要がある.

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