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第1土曜特集 性差医学の現在地――最新知識とエビデンス
性差医学・医療認定制度の概要と展望
Overview and prospects of the Certification System for the Japanese Association for Gender-Specific Medicine
井川 房夫
1
,
片井 みゆき
2
,
秋下 雅弘
3
Fusao IKAWA
1
,
Miyuki KATAI
2
,
Masahiro AKISHITA
3
1島根県立中央病院脳神経外科
2国立大学法人政策研究大学院大学保健管理センター
3東京都健康長寿医療センター
キーワード:
性差医学・医療
,
認定制度
,
エビデンス
,
ジェンダー
Keyword:
性差医学・医療
,
認定制度
,
エビデンス
,
ジェンダー
pp.928-934
発行日 2024年9月7日
Published Date 2024/9/7
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290100928
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わが国のジェンダー・ギャップ指数は,2023年過去最低の126位と低迷しており,日本の性差医学・医療に対する意識の低さが大きな要因のひとつである.日本性差医学・医療学会では,認定制度委員会の組織として認定カリキュラム委員会と研修制度委員会を設けた.本学会のミッションである性差を意識したヘルスケアを実践できる人材を養成するべく,2021年度に性差医学・医療認定制度を開始し,2022年度に申請受付を開始した.本制度では,本学会認定による認定医あるいは認定指導士を取得することができる.制度の概要を学会ホームページにまとめたが,必須講座を設定し,更新は5年ごとに認定医は30単位,認定指導士は20単位を取得する必要がある.2023年12月現在,認定医56名,認定指導士15名,合計71名となっており,学会ホームページで認定医および認定指導士の公表を行っている.
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