Japanese
English
特集 リキッドバイオプシーを用いたがん診療の未来図――早期発見から個別化治療まで
リキッドバイオプシー(MRD)によるOnco-surgeryの到来
Unveiling the era of Onco-surgery through liquid biopsy
沖 英次
1
Eiji OKI
1
1九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科
キーワード:
precision medicine
,
Onco-surgery
,
ctDNA(circulating tumor DNA)
,
介入試験
,
レジストリ
,
術後補助化学療法
,
再発モニタリング
Keyword:
precision medicine
,
Onco-surgery
,
ctDNA(circulating tumor DNA)
,
介入試験
,
レジストリ
,
術後補助化学療法
,
再発モニタリング
pp.137-140
発行日 2024年1月13日
Published Date 2024/1/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28802137
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がんの外科医療は根治切除可能な症例を対象とする.ここでの多くの治療目標は根治である.Precision medicineは,根治切除不能な症例に最適な薬物療法を選択するための手段と考えられている.しかし,根治切除を目標とする外科治療こそprecision medicineを実現するOnco-surgeryが必要である.大腸がんの分野では,リキッドバイオプシーによるctDNA(circulating tumor DNA)の検出によって,術後補助化学療法の要否や術前治療の効果判定,さらには手術の要否まで決定できる可能性がある.
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