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特集 リキッドバイオプシーを用いたがん診療の未来図――早期発見から個別化治療まで
頭頸部がん領域におけるリキッドバイオプシーの現在と将来の展望
Liquid biopsy in head and neck cancer
――Present and future prospects
生駒 龍興
1
,
朴 将源
1
Tatuki IKOMA
1
,
Shougen BOKU
1
1関西医科大学附属病院がんセンター
キーワード:
頭頸部がん
,
体細胞DNA変異
,
循環腫瘍細胞(CTC)
,
ウイルスDNA
,
MONSTAR-SCREEN
Keyword:
頭頸部がん
,
体細胞DNA変異
,
循環腫瘍細胞(CTC)
,
ウイルスDNA
,
MONSTAR-SCREEN
pp.133-136
発行日 2024年1月13日
Published Date 2024/1/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28802133
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頭頸部がんは口腔,咽頭,喉頭などで発生し,扁平上皮がんが最も一般的である.また,予後不良ながん腫のひとつであり,早期診断が重要である.リキッドバイオプシーは体液からがん特異的バイオマーカーを検出する技術であり,頭頸部がんの診断や治療効果予測などに期待されている.体細胞DNA変異,メチル化シグネチャー,循環腫瘍細胞(CTC),ウイルスによるバイオマーカーなどがリキッドバイオプシーの研究対象とされている.本稿ではそれらの有用性を説明し,臨床応用への道のりや今後の展望についても記述した.
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