今月の臨床 がん遺伝子検査に基づく婦人科がん治療―最前線のレジメン選択法を理解する
今後期待される検査
リキッドバイオプシーの有用性
岩橋 尚幸
1
,
井箟 一彦
1
1和歌山県立医科大学産科婦人科学教室
pp.380-386
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210621
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●近年のがん遺伝子解析研究の分野で急激に発展している手法として,血液や体液を用いたリキッドバイオプシーが注目されている.
●リキッドバイオプシーは簡便で低侵襲に,繰り返し経時的に検体採取ができることから,リアルタイムな治療病勢モニタリングが可能となる.
●リキッドバイオプシーによる婦人科がんの個別化治療の実装のためには,症例蓄積による標的分子の探索と対象分子標的薬のvalidationが必要である.
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