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第5土曜特集 生体イメージングの最前線――絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開
新規解析・診断技術の動向
“蛍光ガイド手術” はすでに実現している
“Fluorescence-guided surgery” has already been realized in the operation room
石沢 武彰
1
,
木下 正彦
1
,
木村 健二郎
1
Takeaki ISHIZAWA
1
,
Masahiko KINOSHITA
1
,
Kenjiro KIMURA
1
1大阪公立大学大学院医学研究科肝胆膵外科学
キーワード:
蛍光ガイド手術
,
術中蛍光イメージング
,
蛍光胆道造影
,
癌イメージング
,
ICG(インドシアニングリーン)
Keyword:
蛍光ガイド手術
,
術中蛍光イメージング
,
蛍光胆道造影
,
癌イメージング
,
ICG(インドシアニングリーン)
pp.489-495
発行日 2023年7月29日
Published Date 2023/7/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28605489
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まだ十分に認知されていないが,実は生体蛍光イメージングはすでに手術室に実装され,“より安全,正確な手術” を行うために幅広く役立てられている(蛍光ガイド手術).たとえば,インドシアニングリーン(ICG)の近赤外蛍光特性と胆汁排泄性を活用した術中イメージング技術が,胆管や肝区域などの生体構造の描出や肝癌の局在診断,臓器血流の評価などに活用されている.本稿では,蛍光ガイド手術の開発経緯と治療応用の実際を,その有効性と限界とともに概説した.生体イメージングの技術革新を,手術室におけるニーズに応える方向に展開するうえで一助になれば幸いである.
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