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特集 手術に役立つ蛍光法のすべて
II. 上部消化管
1.消化管手術における近赤外蛍光クリップの開発と臨床応用
Development of the daVinci compatible near infra-red fluorescent clip
吉田 昌
1
,
大平 寛典
1
,
鈴木 裕
1
M. Yoshida
1
,
H. Odaira
1
,
Y. Suzuki
1
1国際医療福祉大学病院外科
キーワード:
近赤外蛍光クリップ
,
daVinci
,
マーキング
,
蛍光ガイド手術
Keyword:
近赤外蛍光クリップ
,
daVinci
,
マーキング
,
蛍光ガイド手術
pp.1231-1235
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1231
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高知大学・佐藤らは近赤外線蛍光樹脂を開発し,消化管マーキングクリップへの応用を発案した.胃壁は厚く,励起光も垂直に当てにくい.このクリップは,高い蛍光強度,蛍光樹脂の先端装着,把持力の維持が要求された.胃でも,工夫すれば十分観察できるクリップが発売された.さらに,daVinciサージカルシステム(Intuitive社)[以下,daVinci]搭載のFireflyの特性に合わせた色素濃度調節を行い,daVinci対応ゼオクリップFS(ゼオンメディカル社)の発売にいたった.
© Nankodo Co., Ltd., 2022