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第1土曜特集 ARDSの治療戦略――個別化診療への道筋
社会復帰・その他
ARDSとアウトカム
ARDS and outcome
堀江 勝博
1
,
一二三 亨
1
Katsuhiro HORIE
1
,
Toru HIFUMI
1
1聖路加国際病院救急科・救急救命センター
キーワード:
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
,
集中治療後症候群(PICS)
,
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
Keyword:
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
,
集中治療後症候群(PICS)
,
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
pp.116-122
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28601116
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急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は近年,短期的な生命予後に関しては,肺保護の概念ができてから多くの研究で改善が得られたことが報告されている.しかし人工呼吸器管理,長期臥床,鎮静薬や筋弛緩薬の使用などにより長期的な後遺症を残すといわれている.こういった長期的な後遺症を総じて集中治療後症候群(PICS)とよぶ.これらは数カ月~数年単位で続くといわれている.またPICSによりQOLが低下し,職場復帰ができなくなるなどの社会的健康障害を起こす可能性もある.今回,本稿ではPICSの予防方法について述べる.
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