Japanese
English
TOPICS 薬理学・毒性学
経口抗凝固薬の間質性肺炎リスク
Development of interstitial lung disease among patients with atrial fibrillation receiving oral anticoagulants in Taiwan
今井 靖
1
Yasushi IMAI
1
1自治医科大学医学部薬理学講座臨床薬理学部門教授,附属病院薬剤部長
pp.1140-1141
発行日 2023年6月24日
Published Date 2023/6/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu285131140
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経口抗凝固薬(oral anticoagulant:OAC)は人工弁における血栓予防としてはワルファリンが唯一の治療選択肢であるが,非弁膜症性心房細動(non-valvular atrial fibrillation:NVAF)および静脈血栓症においてDOAC(direct oral anticoagulant)が多用されようになり10年近くになる.ダビガトランは最初に登場したDOACであり抗トロンビン薬に分類される.ワルファリンに非劣性あるいは優位性が示されている.ただ腎排泄性薬剤のため腎機能低下例には制限がある.その後登場した3種類の第Ⅹa阻害薬(FⅩa阻害薬)は排泄経路が腎・胆汁とすくなくとも複数の排泄経路があり,用量も年齢・体重・クレアチニンクリアランスあるいはクレアチニン値で調整を要するものの,臨床現場での使用頻度も高い.
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