Japanese
English
連載 人工臓器の最前線・vol.13
心原性ショックに対する補助循環治療
Mechanical circulatory support for acute cardiogenic shock
園田 拓道
1
,
塩瀬 明
1
Hiromichi SONODA
1
,
Akira SHIOSE
1
1九州大学病院心臓血管外科
キーワード:
心原性ショック
,
機械的循環補助
,
IABP
,
ECMO
,
IMPELLA
,
VAD
Keyword:
心原性ショック
,
機械的循環補助
,
IABP
,
ECMO
,
IMPELLA
,
VAD
pp.806-814
発行日 2022年11月19日
Published Date 2022/11/19
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28308806
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□劇症型心筋炎や急性心筋梗塞など心原性ショックの原因は多岐にわたるが,急性期治療としての内科的治療が有効でない場合には,速やかな機械的循環補助を導入する必要がある.簡便かつ容易に導入できる循環補助装置としては,IABPやperipheral V-A ECMO(PCPS)が一般的であるが,患者の状態を最適化するために,そのほかの補助循環装置との組み合わせやシステムの変更を行うこともある.近年,IMPELLAが日本へ導入され,ECMOなどとのハイブリッド治療により治療成績の向上が期待される.どのような症例に対して,どの時期にどの補助循環装置を選択すべきなのか,そして,どんな時にデバイスやシステムを変更するべきなのかなどについて,実臨床に生かせるエッセンスを紹介する.
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