Japanese
English
連載 医療AI技術の現在と未来――できること・できそうなこと・できないこと・Vol.5
画像診断AIシステム
-――外傷全身CTを例に
Artificial intelligence in diagnostic imaging
――diagnosis of immediate total-body CT scan
岡田 直己
1
Naoki OKADA
1
1大阪急性期・総合医療センター救急診療科,株式会社fcuro
キーワード:
画像診断支援
,
機械学習
,
人工知能(AI)
,
外傷全身CT
Keyword:
画像診断支援
,
機械学習
,
人工知能(AI)
,
外傷全身CT
pp.225-232
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28303225
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◎2012年以降,機械学習を中心とするAI画像認識技術は著しく発展し,その精度が向上してきた.医療分野においてもその活用は進んでおり,特に救急現場では画像診断AIが診療の負担を軽減するために重要な支援手段として希求されている.外傷に関する画像診断AIもこの例に漏れず重要視されており,世界ではすでに数百以上の論文が発表されている.しかしながら,いまだAIが実際に現場に導入され,活用されている事例は海外含めほぼ存在せず,実用に耐えうる水準に達していないのが現状である.本稿ではこれまでに提唱されたAI設計ガイドラインを参考に,外傷診療における現場運用を想定したAIの現状と課題について考察する.
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