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第1土曜特集 間質性肺疾患の研究と診療UPDATE
診療
間質性肺疾患における呼吸リハビリテーション
Pulmonary rehabilitation in patients with interstitial lung disease
有薗 信一
1
Shinichi ARIZONO
1
1聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部理学療法学科
キーワード:
運動制限因子
,
持久力トレーニング
,
酸素療法
Keyword:
運動制限因子
,
持久力トレーニング
,
酸素療法
pp.82-87
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.32118/ayu2830182
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間質性肺疾患(ILD)や特発性肺線維症(IPF)は労作時の低酸素血症が強く,浅くて非常に速い呼吸パターンにより呼吸困難が強くなりやすい.呼吸困難により身体活動量は低下し,運動耐容能と健康関連QOLが著しく低下する慢性呼吸器疾患である.持久力トレーニングや筋力トレーニングを含めた呼吸リハビリテーションは,運動の頻度(Frequency),運動強度(Intensity),運動の持続時間(Time),運動の種類(Type)を,個々の対象者に合わせた運動プログラム(FITT)として作成する.本稿では,IPFの呼吸リハビリテーションの効果,IPFの運動耐容能や運動制限因子の特徴,運動療法と酸素療法の併用の効果について,筆者らの自験例を踏まえて論述する.
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