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第1土曜特集 間質性肺疾患の研究と診療UPDATE
診療
『膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針』の今後
Challenges beyond the Japanese CTD-ILD guideline
山野 泰彦
1
,
近藤 康博
1
Yasuhiko YAMANO
1
,
Yasuhiro KONDO
1
1公立陶生病院呼吸器・アレルギー疾患内科
キーワード:
膠原病に伴う間質性肺疾患(CTD-ILD)
,
ILDパターン
,
免疫抑制治療
,
抗線維化薬
,
window of opportunity(治療の機会の窓)
Keyword:
膠原病に伴う間質性肺疾患(CTD-ILD)
,
ILDパターン
,
免疫抑制治療
,
抗線維化薬
,
window of opportunity(治療の機会の窓)
pp.76-81
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.32118/ayu2830176
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間質性肺疾患(ILD)は,膠原病(CTD)にとって予後に関わる重大な併存症であるが,これまで治療のコンセンサスは得られていなかった.2020年に『膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2020』が発刊されたことは,呼吸器内科医師だけでなく,膠原病診療に携わるさまざまな診療科の医師にとって診断,治療,知識の向上につながった.治療に関して抗炎症治療,抗線維化薬治療と選択肢が増えており,ILDパターン,疾患挙動などの認識と,肺機能検査を中心とした定期的な評価が適切な治療選択と治療効果を判断する上で重要である.また近年,多分野によるさまざまな活発な議論を通して共通課題の認識が進んでおりさらなるエビデンスの構築が望まれる.
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