Japanese
English
特集 肥満・糖尿病とCOVID-19
コロナ禍における血糖コントロールの変化と医療者の関わりの意味を考える
Changes in glycemic control in COVID-19 pandemic and implications for the involvement of health care providers
山﨑 真裕
1
,
福井 道明
2
Masahiro YAMAZAKI
1
,
Michiaki FUKUI
2
1京都第二赤十字病院糖尿病内分泌・膠原病内科
2京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学
キーワード:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
パンデミック
,
血糖コントロール
,
医療学
,
療養支援
Keyword:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
パンデミック
,
血糖コントロール
,
医療学
,
療養支援
pp.280-285
発行日 2022年7月23日
Published Date 2022/7/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28204280
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2019年12月に中華人民共和国の湖北省で報告され,その後,全世界に広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は未知のウイルス感染症であったことから,多くの人が不安を抱えながら生活を続けていた.糖尿病の治療は食事療法,運動療法が基本となるが,コロナ禍により活動量,食行動が大きく影響受けた.テレビやインターネットから流れるニュースは患者の心理状況に影響を与え,行動の変化,感情の変化は人それぞれの血糖コントロールの変化として現れ,患者ごとに違った療養支援が必要なことがあらためて明確となった.コロナ禍による血糖コントロールの変化を筆者らのデータから確認し,個々の症例からの療養支援の学びを今後の診療にいかしたい.
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