特集 2020年代の内科診療―26テーマの近未来予想
総合診療・在宅医療
[在宅医療]
コロナ禍が見せた2020年代の在宅医療
大友 宣
1
1静明館診療所
キーワード:
在宅医療
,
歴史
,
パンデミック
Keyword:
在宅医療
,
歴史
,
パンデミック
pp.1245-1248
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_1245
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Summary
▪本邦の在宅医療は,病院と在宅で同程度の診療を行っていた古典的在宅医療の時代から,1990~2000年代を境に高齢者医療の見直しとともに,終末期・慢性期医療に力量を発揮する現代的在宅医療へと変遷してきた.
▪新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックは時計の針を大きく進め,これからの在宅医療のあり方を映し出した.
▪2020年代の在宅医療の進展には,オンラインとの組み合わせ,診断技術の進歩,hospital at homeの発展,アドバンス・ケア・プランニングの普及,災害への対応,高齢化への対応,規範的統合化,サブスペシャルティ化と総合診療化があげられる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021