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第5土曜特集 糖尿病治療・研究の最前線2021
糖尿病に対する新しい考え方
コロナ禍における糖尿病診療
A care of diabetes patients in coronavirus 2019 pandemic
山﨑 真裕
1
,
福井 道明
1
Masahiro YAMAZAKI
1
,
Michiaki FUKUI
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌代謝内科学
キーワード:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
糖尿病
,
血糖コントロール
,
療養指導
Keyword:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
糖尿病
,
血糖コントロール
,
療養指導
pp.359-363
発行日 2021年1月30日
Published Date 2021/1/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27605359
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全世界的に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が蔓延し,人々が新しい生活様式を求められるようになった.さまざまな情報が錯綜するなかで,持病のある人(心疾患,呼吸器疾患,高血圧,糖尿病,肥満症など)が罹患しやすい,重症化しやすいということがことさら強調され,疾患を持つ人たちに不安を与えている.コロナ禍において,生活の一部である運動や食事の変化,心理的・社会的不安が直接的に血糖コントロールに影響を及ぼす糖尿病を持つ患者を診療する医療者として,どのように診療すればよいのか,療養指導をすればよいのかといった問題に直面することとなった.本稿では,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と糖尿病の関係を整理し,われわれ医療者がどのように糖尿病患者にかかわればよいのか考えてみたい.
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