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特集 熱傷治療の進歩
熱傷手術の進歩
-――Versajet®,NexoBrid®,MEEK,RECELL®
Advances in burn surgery
――Versajet®,NexoBrid®,MEEK,RECELL®
松村 一
1
Hajime MATSUMURA
1
1東京医科大学形成外科学分野
キーワード:
デブリードマン
,
細胞治療
,
Versajet®
,
NexoBrid®
,
MEEK
,
RECELL®
Keyword:
デブリードマン
,
細胞治療
,
Versajet®
,
NexoBrid®
,
MEEK
,
RECELL®
pp.1224-1226
発行日 2022年3月19日
Published Date 2022/3/19
DOI https://doi.org/10.32118/ayu280121224
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熱傷手術は,熱傷創部の切除とその後の植皮術という非常にシンプルな手術である.このため,その大きな進歩は早期に手術を行うことでその治療成績を上げたことであった.このコンセプトは1970年代にJanzekovicが提唱したものである1).この後,1990年代には多くの熱傷施設で早期手術が行われ,24~48時間以内の早期切除により,死亡率の低下,入院日数の短縮につながると報告されている2).それ以降の熱傷手術の進歩は,熱傷創切除(デブリードマン)の方法と,植皮術の方法の進歩による.本稿では,近年わが国に取り入れられた,あるいは取り入れ予定の技術を概説する.
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