発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005060602
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外来治療が適応となる熱傷はほぼII度15%未満,III度2%未満で,かつ全身管管理を要さないものである.顔面,手背,外陰部など複雑な治療を要する部位もこれに該当しない.治療はatraumatic,asepticを原則に早期で感染を合併しない時期は吸水性の大きな創傷被覆材を使い,感染が生じれば抗菌性材料で抗菌薬含有軟膏を厚く使用する.壊死組織が存在すれば化学的あるいは外科的デブリドマンを積極的に行う.創処置は早期で滲出液が少ない場合は3~4日に1回,多ければ1~2日ごとに行う.感染が合併した場合も1~2日ごとに創処置を行う.DDB以上で上皮形成後瘢痕を残すものはそれに対する圧迫療法なども怠ることができない
©Nankodo Co., Ltd., 2005