Japanese
English
第1土曜特集 発展する脳卒中診療の最前線
脳卒中治療の進歩
脳血管内治療の進歩
Advances in neuro-endovascular therapy
細尾 久幸
1
,
松丸 祐司
1
Hisayuki HOSOO
1
,
Yuji MATSUMARU
1
1筑波大学附属病院脳神経外科・脳卒中科
キーワード:
脳動脈瘤コイル塞栓術
,
フローダイバーターステント
,
脳主幹動脈閉塞症
,
ペナンブラ
,
機械的脳血栓回収術
Keyword:
脳動脈瘤コイル塞栓術
,
フローダイバーターステント
,
脳主幹動脈閉塞症
,
ペナンブラ
,
機械的脳血栓回収術
pp.1083-1091
発行日 2022年3月5日
Published Date 2022/3/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu280101083
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脳血管内治療は脳および脊髄血管疾患に対する,カテーテルインターベンション技術を用いた低侵襲な治療として急速に発展してきた.2000年代以降,次々に新規デバイスおよび技術が導入され,その変化は著しい.本稿では,その治療症例数が多い脳動脈瘤および脳主幹動脈閉塞症に対する治療技術について述べる.脳動脈瘤に対するコイル塞栓術の基本的手技および各種補助テクニック,さらにフローダイバーターステント留置術に関して概説する.また,従来の治療では治療が困難であったワイドネック型分岐部動脈瘤に対して,近年導入された新規デバイスについても紹介する.脳主幹動脈閉塞症に対する機械的脳血栓回収術は,本疾患の機能予後および生命予後を劇的に改善させた治療技術である.これまでの治療の変遷とエビデンス,および機械的脳血栓回収術について,使用されるデバイスや種々のテクニックについて紹介する.
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