特集 画像診断レポート ここだけは落とせない!主治医に伝えるべきポイント
第1章 脳神経
2 脳梗塞
藤原 広和
1
1慶應義塾大学 放射線診断科
キーワード:
拡散強調像
,
早期虚血所見
,
ペナンブラ
Keyword:
拡散強調像
,
早期虚血所見
,
ペナンブラ
pp.1153-1161
発行日 2022年10月31日
Published Date 2022/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000002114
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脳梗塞は脳卒中の75%を占め,疑い例を含め日常診療で画像診断が行われる頻度の高い疾患である。画像診断の進歩,特にMRI拡散強調像の導入により,急性期梗塞の存在診断そのものは比較的容易と考えられる。一方,近年の急性期脳梗塞の治療の進歩により,急性期の再灌流療法の有用性が明確になり,静注血栓溶解療法に加え,カテーテル血栓回収療法のエビデンスが確立している。急性期脳梗塞の診断においては,急性期治療の適応決定を念頭においた診断が求められる。
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