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特集 HPVワクチンと子宮頸がんHPV1次検診
子宮頸がん検診におけるHPV検査導入の意義と年齢別解析による効率化
Significance and age-specific evaluation of the HPV testing in the cervical cancer screening
前濱 俊之
1
,
大城 大介
1
Toshiyuki MAEHAMA
1
,
Daisuke OSHIRO
1
1社会医療法人友愛会友愛医療センター産婦人科
キーワード:
ヒトパピローマウイルス(HPV)検査併用
,
子宮頸がん検診
,
年齢別解析
Keyword:
ヒトパピローマウイルス(HPV)検査併用
,
子宮頸がん検診
,
年齢別解析
pp.781-785
発行日 2022年2月12日
Published Date 2022/2/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28007781
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子宮頸がん検診においてヒトパピローマウイルス(HPV)検査の導入により子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)の検出率が高くなることは多数報告されているが,わが国ではHPV検査併用検診の実施率は低いのが現状である.その原因としてシステム運用,費用対効果,要精検率などの課題があげられる.一般的にCINの頻度は若年者に有意に多く,HPV検査併用によりCIN検出率を若年者で高めることが肝要と思われる.筆者らのデータから,細胞診陰性・HPV陽性例からCIN 1~3の検出率は52.8%あり,細胞診のみでは不十分なことが示唆される.本稿では,文献的解析も含めHPV検査の意義を紹介する.
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