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第5土曜特集 現代の臨床研究のための統計学2022――洗練された研究デザインと統計解析を理解してみよう
バイオマーカー解析
予測/診断アルゴリズムの性能評価に関する統計学的論点
-――Framingham Risk Scoreから人工知能技術を利用した診断支援まで
Statistical issues in performance evaluation of prediction/diagnosis algorithms
――From Framingham Risk Score to computer-aided diagnosis
田中 司朗
1
Shiro TANAKA
1
1京都大学大学院医学研究科臨床統計学講座
キーワード:
C統計量
,
人工知能(AI)
,
Hosmer-Lemeshow検定
,
ROC曲線
Keyword:
C統計量
,
人工知能(AI)
,
Hosmer-Lemeshow検定
,
ROC曲線
pp.538-543
発行日 2022年1月29日
Published Date 2022/1/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28005538
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Deep learningによる糖尿病網膜症検出に代表されるように,画像,音声,自然言語などを組み込んだ診断アルゴリズムが実用化されるようになった.ここで重要なのは,そのアルゴリズムによってどの程度の精度で疾患を予測でき,臨床的に有用なのかという性能評価の視点である.本稿では,予測/診断アルゴリズムの性能評価の枠組みについて述べた後に,新規バイオマーカーによってFramingham Risk Scoreの性能が向上するかを調べたケーススタディを紹介する.
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