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特集 骨粗鬆症――予防と治療の将来展望
はじめに
Introduction
田中 良哉
1
Yoshiya TANAKA
1
1産業医科大学医学部第一内科学講座
pp.263-263
発行日 2022年1月22日
Published Date 2022/1/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28004263
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- Abstract 文献概要
2020年に日本の65歳以上の高齢者人口は約3,600万人,人口の28.7%と過去最高を更新し,それに伴い骨粗鬆症患者も増加し,2015年時点で1,300万人を数える.OECD諸国のなかで日本でのみ骨粗鬆症に伴う大腿骨近位部骨折の発生数が増加しており,予防,治療,管理が徹底されていないことを意味する.骨粗鬆症とそれに伴う骨折はQOL(quality of life)を低下させ,65歳以上の要支援の原因の第3位であり,超高齢社会の日本においては喫緊の課題である.
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