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第1土曜特集 宇宙生命科学の進歩と医学応用への展望
医学応用と今後の展望
国際宇宙ステーションにおける日本人宇宙飛行士の健康管理と今後の課題
Health management of Japanese astronauts on the International Space Station and future issues
三丸 敦洋
1
Atsuhiro MITSUMARU
1
1国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) 有人宇宙技術部門総括医長
キーワード:
国際宇宙ステーション(ISS)
,
日本人宇宙飛行士
,
健康管理
,
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
Keyword:
国際宇宙ステーション(ISS)
,
日本人宇宙飛行士
,
健康管理
,
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
pp.662-668
発行日 2021年11月6日
Published Date 2021/11/6
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27906662
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国際宇宙ステーション(ISS)の運用も20年を超えた.そこで活躍する日本人宇宙飛行士の健康管理は,当初宇宙開発事業団(NASDA)が,2003年からは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が担当した.本稿では,これまでのNASDA,JAXAでの宇宙飛行士の健康管理に関する報告を振り返りながら,ISSの概要,宇宙飛行士の健康管理の根拠,宇宙飛行士の健康管理の概要,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下での2021年時点での日本人宇宙飛行士の健康管理,宇宙空間特有の健康管理および今後の課題について述べる.有人宇宙飛行を行う限り,人体への影響を軽減するための健康管理は,これからも継続していかなければならない.
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