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特集 宇宙医学から学ぶロコモ予防
宇宙飛行士の運動器変化
Musculoskeletal changes of astronauts in space flight
大島 博
1
Hiroshi OHSHIMA
1
1宇宙航空研究開発機構(客員研究員)
キーワード:
Space flight
,
Bone loss
,
Muscle weakness
Keyword:
Space flight
,
Bone loss
,
Muscle weakness
pp.699-704
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000895
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要旨:宇宙飛行の骨量減少は,骨粗鬆症の約10倍の速さで減少し,骨折や尿路結石のリスクが高まる。このリスクを軽減する目的で,予防的ビスホスホネート投与に関する宇宙医学研究が行われている。宇宙飛行では筋萎縮・筋力低下と心肺機能低下が生じる。宇宙飛行士は有酸素運動と筋トレからなる約2時間の運動プログラムを実施している。宇宙飛行では,身長は1週間で4~7cm伸び,半数の宇宙飛行士は腰痛を経験する。宇宙飛行士には,椎間板ヘルニアの発生頻度が高い。宇宙飛行中の整形外科疾患として,手の擦過傷や打撲が最も多く,腰部や肩の損傷がこれに続く。
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