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特集 急性白血病と骨髄異形成症候群に対する分子標的治療
はじめに
Introduction
木村 晋也
1
Shinya KIMURA
1
1佐賀大学医学部内科学講座 血液・呼吸器・腫瘍内科
pp.1085-1085
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/ayu278131085
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- Abstract 文献概要
BCR-ABL(breakpoint cluster region-abelson)が発症原因である慢性骨髄性白血病(chronic myelogenous leukemia:CML)では,分子標的薬ABLチロシンキナーゼ阻害薬(tyrosin kinase inhibitor:TKI)によって劇的に予後が改善されたため,他の血液疾患でも分子標的治療に期待が持たれるようになった.ゲノム解析によって,急性白血病や骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndromes:MDS)の病態が急速に解明され,今後,新規の治療標的の発見も期待される.また分子標的治療の歴史を知ることは,今後さらに治療法を発展させていくために必要であり,総論として解説いただいた.
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